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リモコンあったよ。
  部屋の電灯のリモコンが無くなって、昨日の夜は布団をひっくりかえしたり、椅子の下を覗き込んだりした。それでも見つからなくて、明日は仕事で早いし、いつまでも起きていられないからしぶしぶ寝た。
 驚いたことに、出社し、働いているときに自分の通勤カバンの中からそのリモコンは出てきた。
 そういうこともあるもんかなぁ、と今日は首を捻ってばかりいたように思う。会社帰りに電車の中で、ふと思いつき、カバンの上からスイッチをぽこんと叩いてONにした。しばらくして、なんだか寂しくなったので今度は静かにOFFにした。
 家に帰って部屋に入ると電気は消えていて、それはごく当たり前の風景なのに少しだけ嬉しかった。

明日も仕事。
おやすみなさい。
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はじめました。
 突然だけど、twitterを始めてみた。
 やらない人はわからないかもしれないけれど、そこではすべてが早い。
 発言すればすぐに返信があり、僕が勝手にお気に入りに登録した人が3分後には僕のページをお気に入りに登録していてくれていたりする。
 スピードといえば、寺山修司の有名な著書「書を捨てよ、町へ出よう」の出だしはこうだ。

 ぼくは速さにあこがれる。ウサギは好きだがカメはきらいだ。
 ところが、親父たちはカメに見習えというのだ。カメの実直さと勤勉さ、そして何よりも「家」を背中にくっつけた不恰好で誠実そうな形態が、親父たちの気に入るのだろう。
 正直な話、僕はもう旧弊な人間でカメ派だ。カメラのプリント待ち死亡を儚んで、デジカメを憎み、携帯無しじゃ生きていけないという若者の発言を聞くと「おお、人間はいつからこんなに脆弱になってしまったのじゃ」と天を仰いだり仰がなかったり。
 というか、ついていけないのだ。この「ついていけない」を略さず言えば「”ついていきたいけど”ついていけない」であって、唾棄して言ってはいない。親世代の「ついていけない」とも、何の衒いもなく流行に乗れる若者とも違う。伝統だけを好きになれず、流行にも遅れがち。今の年齢特有の病理かもしれない。ラクを選べば流行にはのらないけれど、痛ましくも流行に乗る。乗ってやる。
 またもう少し時間が経つと、自分も親の世代の幸福論へとシフトするのかもしれないけれど、こういう気持ちもあったことを忘れないために、今日このブログで書いておこう。
 しかしほんと、以前ブログに書いたヘルマンヘッセ「荒野のおおかみ」の主人公、ハリー・ハラーみたいだ。再読してみよう。
 

犬と猫/中村一義

どう?
のんびりと僕は行く 痛みの雨ん中で
“痛み”なんて どう? 最近どう? あぁ そう
皆 嫌う 荒野を行く ブルースに殺されちゃうんだ
流行りもねぇ もう 伝統 ノー
んで行こう! ほらボス落とせ!
そう 皆 そう 同じようなもんかねぇ
犬や猫のようにね
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雑記。
・ 大人だなぁと思う新基準を発見した。
  電車の中でうまく新聞を読むことができるのが、大人。
  認定します。
  異議なし!異議なし!(脳内決議)

・ チャットモンチーDIARYのえっちゃんの記事が
  果てしなくかわいい。果てがない。果てがないから果てしない。
  たべるん?ハッピー王国、おすすめ。

・ 最近革靴を磨くのが楽しくてしかたがない。
  ほんとうにしょうもない人間に一歩一歩着実に
  なっているのを実感する。


・ 相対性理論のアルバムが4月に発売される。
  やったー!


・ 『男子高校生の日常』が漫画化されるらしい。
  これは…買うかもしれん。ギャグ漫画を…。試練だ。超えなくてもいい試練だ。
 

さようなら。

coffee & TV/blur


牛乳パックにときめくもよし。最近こればかりリピートしている。
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ヒヤリ。
 原田さんと食事をしていると、ねえ何かおもしろい話してよ、と言われてしまった。
 いっぱい本読んでるんでしょ?
 困ったことだ。どうしてそうなるんだろう。本を読むのは面白い話をしたいためじゃないし、対面しながらの会話だと、僕の話はどうしても長すぎるのだ。ちょうどいい尺の話がないし、この場合の「おもしろい話」はつまり「笑える話」なのだ。
 しょうがない、封印していたマスオさんのものまねを披露すべき時がきたようだ。僕の中のパンドラの箱が開かれた。
 
 「えぇぇぇ?サザエ、本当かい?」

 じゃあさぁ、そうだなぁ、ヒヤッとした話。そういうの、ない?
 ここのポイントは『えぇぇぇ』の部分の語尾を上げるところにあって、という言葉を飲み込んだ。ヒヤッとした話ねぇ。
 そういえば正月に鎌倉へ行く車内でFMラジオをつけていて、どうもその歌の中に「No women no cry」という単語が聞こえて、「あ、これ、ボブ・マーリィーのNo women no cryじゃん」って言った途端、いきなりその歌に日本語がバンバン登場してきた時は正直ヒヤッとしたね。田沼くんに「これからわからない歌があったら全部ボブ・マーリィーにしとこうぜ」とか言われちゃって参ったよ。それとね、大学の頃なんだけど、アツシと阿部君と僕の3人で歩いているときにね、二人が普通に信号無視をして横断歩道を渡るから「いかん!」と注意してやったの。危ないだろって。二人はしぶしぶ引き返してきたんだけど、いくら待っても本当に車が来そうもなかったから、ちょっと自分だけ信号無視してみたらいきなりバイクが来てクラクションならされちゃってさ。それにもヒヤッとしたんだけど、阿部君に「先輩、危ないっすよwwww」ってニタニタ顔で肩に手を置かれたときがね、あ?これはヒヤッとした話というよりも殺意の話か、あはは。あはは。原田さんの要望に応えることができたようだ。ホッとした。
 ねぇ、なんでマスオさんのモノマネしたの?え?マスオさんのモノマネ。は?やったっけ?やったじゃん!いや、やってないよ。もう一回やってよ。だって笑ってくれないじゃん。きちんと笑うから。そういうのでやれるか!お願いします!人前じゃできんな。じゃあひとりならやるの?え、いや、や…
 やる!(心の中の声) 
 このようにしてヒヤッとした話がひとつ増えたのでした。

P/スピッツ


のりたまさんのところで見つけ、惚れてしまった。
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昨日の話。
 きのう図書館へ入ろうとしたら中学からの友達、大石さんから電話がかかってきた。
 「もしかして、たっちゃん今図書館にいる!?」
 「え!?…いる」
 「やっぱり!さっき前通った人見て似てるなぁーって思って。いま行くね、ちょっと待っててよ」
 
 つい最近、これも中学からの友達であるまっちゃんからメールを貰い、大石さんが結婚したことを知った僕は、久しぶりに会うことができた大石さんにおめでとうと言う機会を得た。
 「ありゃ〜!意外と嫁してんのねぇ大石さん!」
 「なにその意外と嫁って(笑)今ね、3ヶ月なんだ」
 「えー!早いなあ!つい最近結婚したことを知ったばっかりだっていうのに妊娠まで!?」
 
 もうそんな歳なんだなぁ。顔こそ変わらないけれど、どこか落ち着いた雰囲気を漂わせていて、懐かしい友達の成長をこうやって偶然見ることができることってそうそうあるものじゃない。大石さんとは一緒に鎌倉へ行ったり、お台場へ行ったり、仙台へも行ったこともあった。高校1、2年の夏は、とくにあちこち遊びまわっていたように思う。大石さんのような異性であることを意識させない、友達づきあいのできる女の子は貴重なのだ。なにより壁を感じさせない朗らかなところがいい。

 大石さんと別れ、僕は大石さんと会ったことをこれも中学の友達である寺田さんに報告した。そうしたら「今度まっちゃんとあず(大石さん)とたっちゃんで一緒に飲もうよ」というメールを貰って、寺田さんの休日を聞いたら火曜ということもあって、「じゃ、今日会おう」という運びになった。「今日」はつまり、大石さんに会ったその日のこと。残念なことにまっちゃんは出張でいなかったけれども、寺田さんと大石さんと僕とで、小さな同窓会が開かれた。皆フットワークは軽かった。
 寺田さんとは約10年ぶりの再会だった。不思議なものであの頃とまったく同じようにしゃべれるし、ふざけあえるし、今だからギャグにして話せる過去の話も飛び出したりして、ああ、こうやって歳とっていくのってすごくいいなあと思った。
 
 最近、裾野さんというブログ小説を書いている方に角田光代の「対岸の彼女」を薦めたこともあり、ふと自分も読み返してみようと思って本棚から抜いて帯を見ると、こんな言葉が書かれていた。

 
おとなになったら、友達をつくるのはとたんにむずかしくなる。働いている女が、子どもを育てている女となかよくなったり、家事に追われている女が、未だ恋愛をしている女の悩みを聞いたりするのはむずかしい。高校生のころはかんたんだった。いっしょに学校を出て、甘いものを食べて、いつかわからない将来の話をしているだけで満たされた。けれど私は思うのだ。あのころのような、全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに、と。
 僕はもちろん女ではないけれども、友だちをつくることがとたんに難しくなったな、と最近よく思うようになった。立場の違いだろうか。悩みを聞いてあげても、本当に助けることができなくなったからだろうか。疎遠になってしまった友達も多い。

 「パパですよー」
 大石さんのお腹に声をかけていると
 「ちょっとたっちゃんキモいからやめてよー」
 「キモいよ!」
 
 どこにも棘のない、友達だから言える気安い「キモい」ほどいいものはないな。
 
 「パパですよー、早くでておいでー」
 
 うん、友達っていいな。また会いたい。

左が大石さん、右が寺田さん

You've Got Friend/Carole King(以下、歌詞)


When you're down and troubled
and you need a helping hand
and nothing, whoa nothing is going right.
Close your eyes and think of me
and soon I will be there
to brighten up even your darkest nights.
君がしょげて悩んでいるとき
そして手助けが必要なとき
そしてすべてがうまく行かないとき
目を閉じてボクのことを考えるんだ
そうしたらすぐに君のところへ行くよ
真っ暗な夜でも明るくするために


You just call out my name,
and you know whereever I am
I'll come running, oh yeah baby
to see you again.
Winter, spring, summer, or fall,
all you have to do is call
and I'll be there, yeah, yeah, yeah.
You've got a friend.
ただボクの名前を呼べばいい
そうすればどこにボクがいようと,君はわかるはず
ボクは走って君の元に行こう
また君に会うために
冬,春,夏,秋
ただ君はボクの名前を呼べばいい
そうすればきっときっと君のところにボクは行く
そう君には友達がいるんだ


If the sky above you
should turn dark and full of clouds
and that old north wind should begin to blow
Keep your head together and call my name out loud
and soon I will be knocking upon your door
仮に頭の上の空が
暗くなって雲だらけになっても
そしてあの北風が吹き始めても
神経を集中してボクの名前を大声で呼ぶんだ
そうしたら君の部屋のドアをノックしに行くよ

You just call out my name and you know where ever I am
I'll come running to see you again.
Winter, spring, summer or fall
all you got to do is call
and I'll be there, yeah, yeah, yeah.
ただボクの名前を呼べばいい
そうすればどこにボクがいようと,君はわかるはず
ボクは走って君の元に行こう
また君に会うために
冬,春,夏,秋
ただ君はボクの名前を呼べばいい
そうすればきっときっと君のところにボクは行く


Hey, ain't it good to know that you've got a friend?
People can be so cold.
They'll hurt you and desert you.
Well they'll take your soul if you let them.
Oh yeah, but don't you let them.
友達がいるのがわかるっていいことじゃないか
人は冷たくあたるかもしれない
君を傷つけて見捨てるかもしれない
もし君が許せば人は君の魂を奪ってしまうかもしれない
そう,でも君はそんなことさせないだろう


You just call out my name and you know wherever I am
I'll come running to see you again.
Oh babe, don't you know that,
Winter spring summer or fall,
Hey now, all you've got to do is call.
Lord, I'll be there, yes I will.
You've got a friend.
You've got a friend.
ただボクの名前を呼べばいい
そうすればどこにボクがいようと,君はわかるはず
ボクは走って君の元に行こう
また君に会うために
冬,春,夏,秋
ただ君はボクの名前を呼べばいい
そうすればきっときっと君のところにボクは行く
そう君には友達がいるんだ


Ain't it good to know you've got a friend.
Ain't it good to know you've got a friend.
You've got a friend.
友達がいるのがわかるっていいことじゃないか
友達がいるのがわかるっていいことじゃないか
君には友達がいる


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初めまして、2010。
 2010年になりました。
 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。

 大晦日。大掃除も終えて、年越しソバも食べて、なかなか正月らしい正月を迎えることができた。湯たんぽを抱いて、寝るに限る。冬はふとんがただ恋しい。
 昨日は、白根くんと田沼くんと一緒に初詣に行ってきた。
 去年も行った鶴岡八幡宮。道程110kmの旅。運転手はたじまのみ。その初詣に行くまでにダラダラしすぎて出発が20時ちょっとを過ぎてしまったのだ。
 以下バーミヤンでの会話。

 たじま「今年も行っちゃう?」
 たぬま「…」
 しらね「…」
 たじま「やれやれ。行く気満々だな」

 道中。後ろの座席に座った田沼くんも白根くんも、シモネタの話題でもちきりだ。いや、白根くんの沽券にかかわるから、白根くんは抜かそう。田沼くんは、シモネタの話題に事欠かない。
 
 たぬま「かっぱ寿司をカ○パー寿司って先輩が言っててさァ…」
 ―冷えこむ車内の空気―
 たぬま「たじまんじゅう。いやいや、ごめん、言ってみただけ。ん?たじまんじゅうってさ、たじマ○汁っぽくね?」
 ―暖房ON―
 優しい白根くんは、そんな田沼くんの会話に乾いた笑いを添えていてサービス精神旺盛だ。僕はそういうことがうまくできない。これは見習わなくてはいけないな、と思った。
 


 左が白根くん。右が田沼くん。
 相変わらず白根くんの帽子は謎だ。帰郷中の電車内で、しきりに子どもに指をさされながらも脱帽せず、実家まで被りとおすその心意気や良し。
 田沼くん、この後おみくじで『凶』をひきました。そういうところがズルイ感じ。神は田沼くんへのネタ提供に余念がない。凶はね、上が開いていて、『メ』が上にしか伸びないから、これはこれでいいんだよ、とか言っている。そうねそうね。そうだよね。本当は、凶をひいて喜んでいるクセしてさ。

 
 ななな、なんと!ワタクシ、25年の人生で初、初の大吉をひいてしまいました。ああ、こりゃ、いかん。なんか、いかん。身に余りすぎる。(あ、これ、たじまです。初めましての方は、初めまして。)
 ―運勢―
 『高い志操は鶴の様に世の人から美しいものに仰がれる。こだわることなく一路目標に進みなさい。世を見透すことを忘れてはならない。低俗になれば身を傷う。』
 だそうです。

 帰りはやっぱり由比ガ浜に寄った。田沼くんは、去年からひき続き、海への前戯を遂行。ケツを丸出しにしてずんずん海へ寄っていった。来年はどこまでいくのだろうか。
 僕らも、どこまでこういうことが続けられるだろうか。
 なんだか田沼くんのケツを見て、おかしな話だけれども僕は一人しんみりしていた。
 今年も、いい年でありますように。
 また3人で。

花屋の娘/フジファブリック



去年、いちばん好きになったグループでした。
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2009年読んだ本の総括とランキング。
 今年はこれ以上本は読めそうもないから、何を読んだか振り返るつもりで2009年に読んだ本を時系列順にまとめてみようと思います。2009年の2月から読書メーターの方に登録したため、記録はそこからになるけれども、今までよりまとめやすくなったかな。

2月
『オリンピックの身代金』 奥田英朗(角川グループパブリッシング)
『告白』 湊かなえ(双葉社)
『ポトスライムの舟』 津村記久子(講談社)
『君は永遠にそいつらより若い』 津村記久子(筑摩書房)
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)』 村上春樹(新潮文庫)
『光の帝国―常野物語』 恩田陸(集英社文庫)
『決壊(上)』 平野啓一郎(新潮社)
『のぼうの城』 和田竜(小学館)
『夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説』 村上春樹 安西水丸(平凡社)
『決壊(下)』 平野啓一郎(小学館)
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)』 村上春樹(新潮文庫)

3月
『チボー家の人々(1)』 ロジェ・マルタン・デュ・ガール(白水Uブックス)
『チボー家の人々(2)』 ロジェ・マルタン・デュ・ガール(白水Uブックス)
『日曜日たち』 吉田修一(講談社文庫)
『トーキョー・プリズン』 柳広司(角川文庫)
『チボー家の人々(3)』 ロジェ・マルタン・デュ・ガール(白水Uブックス)
『忍びの国』 和田竜(新潮社)
『極上掌篇小説』 いしいしんじ、石田衣良とか…とにかく大勢!(角川書店)
『輪違屋糸里(上)』 浅田次郎(文藝春秋)
『yomyom2009年3月号』 雑誌(新潮社)
『輪違屋糸里(下)』 浅田次郎(文藝春秋)

4月
『さまよう刃』 東野圭吾(朝日新聞社)
『夫婦茶碗』 町田康(新潮文庫)
『人生問題集』 春日武彦 穂村弘(角川グループパブリッシング)
『文藝2009年5月号(穂村弘特集)』 雑誌(河出書房新社)
『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎(創元推理文庫)
『アップルの人』 宮沢章夫(新潮文庫)
『男坂』 志水辰夫(文春文庫)
『土の中の子供』 中村文則(新潮社)
『煙か土か食い物』 舞城王太郎(講談社ノベルス)
『武士道セブンティーン』 誉田哲也(文藝春秋)
『整形前夜』 穂村弘(講談社)

5月
『春を嫌いになった理由(わけ)』 誉田哲也(幻冬舎)
『押入れのちよ』 荻原浩(新潮文庫)
『ケンコバ伝説〜星になった言葉たち〜』 ケンドーコバヤシ(ワニブックス)
『鹿男あをによし』 万城目学(幻冬舎)
『ディスカスの飼い方』 大崎善生(幻冬舎)
『ザ・万歩計』 万城目学(産業編集センター)
『オン・ザ・ロード(世界文学全集1-1)』 ジャック・ケルアック(河出書房新社)
『村上春樹全作品1990〜2000 第3巻 短編集供戞‖湿綵媼(講談社)

6月
『DIVE!!(上)』 森絵都(角川文庫)
『DIVE!!(下)』 森絵都(角川文庫)
『風の中のマリア』 百田尚樹(講談社)
『鹿鳴館』 三島由紀夫(新潮文庫)
『金メダルへの道』 荒川静香、NHK取材班(日本放送出版協会)
『スプートニクの恋人』 村上春樹(講談社文庫)
『疾風ガール』 誉田哲也(光文社文庫)

7月
『国境の南、太陽の西』 村上春樹(講談社文庫)
『非属の才能』 山田玲司(光文社新書)
『社会学の名著30』 竹内洋(ちくま新書)
『武士道シックスティーン』 誉田哲也(文藝春秋)
『大人になれないまま成熟するために』 金原瑞人(洋泉社)
『ガール・ミーツ・ガール』 誉田哲也(光文社)
『シングル・セル』 増田みず子(講談社文藝文庫)
『幸福な食卓』 瀬尾まいこ(講談社文庫)
『1Q84 BOOK1』 村上春樹(新潮社)
『1Q84 BOOK2』 村上春樹(新潮社)

8月
『にょにょっ記』 穂村弘(文藝春秋)
『若者はなぜ「決められない」か』 長山靖生(ちくま新著)
『たんぽぽのお酒』 レイ・ブラッドベリ(晶文社)
『短歌はじめました。百万人の短歌入門』 穂村弘 東直子 沢田康彦(角川ソフィア文庫)
『嵐が丘』 エミリー・ブロンテ(新潮文庫)
『リバース』 北國浩二(原書房)
『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』 北國浩二(徳間書店)
『真昼のプリニウス』 池澤夏樹(中公文庫)
『という、はなし』 吉田篤弘 フジモトマサル(筑摩書房)
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘(暮しの手帖社)

9月
『死の島(上)』 福永武彦(河出書房新社)
『78(ナナハチ)』 吉田篤弘(小学館)
『つむじ風食堂の夜』 吉田篤弘(筑摩書房)
『ないもの、あります』 クラフト・エヴィング商會(筑摩書房)
『じつは、わたくしこういうものです』 クラフト・エヴィング商會 坂本真典(平凡社)
『さよなら妖精』 米澤穂信(東京創元社)
『生きてるだけで、愛』 本谷有希子(新潮文庫)
『フィンガーボウルの話のつづき』 吉田篤弘(新潮社)
『テーブルの上のファーブル』 クラフト・エヴィング商會 坂本真典(筑摩書房)
『死の島(下)』 福永武彦(河出書房新社)
『すぐそこの遠い場所』 クラフト・エヴィング商會(晶文社)
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 本谷有希子(講談社文庫)

10月
『十字路のあるところ』 吉田篤弘 坂本真典(朝日新聞社)
『空ばかり見ていた』 吉田篤弘(文藝春秋)
『小さな男*静かな声』 吉田篤弘(マガジンハウス)
『ためらいもイエス』 山崎マキコ(文春文庫)
『乱暴と待機』 本谷有希子(ダ・ヴィンチブックス)
『新釈 走れメロス他四編』 森見登美彦(詳伝社)
『車輪の下』 ヘルマン・ヘッセ(新潮文庫)
『有頂天家族』 森見登美彦(幻冬舎)
『クラウド・コレクター 手帖版』 クラフト・エヴィング商會(ちくま文庫)
『くまのパディントン』 作マイケル・ボンド 絵ペギー・フォートナム(福音館書店)
『地獄変』 芥川龍之介(集英社文庫)
『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦(角川書店)

11月
『鴨川ホルモー』 万城目学(産業編集センター)
『砂糖の世界史』 川北稔(岩波ジュニア新書)
『無銭優雅』 山田詠美(幻冬舎)
『パディントンのクリスマス』 作マイケル・ボンド 絵ペギー・フォートナム(福音館書店)
『偉大なるデスリフ』 C・D・Bブライアン(中央公論新社)
『キス・キス』 ロアルド・ダール(早川書房)
『本を読む本』 M.Jアドラー C.Vドーレン(講談社学術文庫)

12月
『軽い手荷物の旅』 トーベ・ヤンソン(筑摩書房)
『女生徒』 太宰治(角川文庫)
『圏外へ』 吉田篤弘(小学館)
『さよなら僕の夏』 レイ・ブラッドベリ(晶文社)
『夜に猫が身をひそめるところ Think』 吉田音(ちくま文庫)
『世界でいちばん幸せな屋上 Bolero』 吉田音(ちくま文庫)
『楽園への道(世界文学全集1-2)』 バルガス=リョサ(河出書房新社)
『ムーミンパパ海へいく』 トーベ・ヤンソン(講談社文庫)
『月と六ペンス』 サマセット・モーム(新潮文庫)

 以上、109冊。(全て手打ちだから、どこかしら誤字脱字あるかもしれないです…)


 さて、偏見入り乱れる2009年本のランキングは、以下の通り。

 1位:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下) 村上春樹
 2位:押入れのちよ 荻原浩
 3位:という、はなし 作:吉田篤弘 絵:フジモトマサル
 4位:決壊(上下) 平野啓一郎
 5位:君は永遠にそいつらより若い 津村記久子
 6位:78(ナナハチ) 吉田篤弘
 7位:世界でいちばん幸せな屋上Bolero 吉田音(クラフト・エヴィング商會)
 8位:幸福な食卓 瀬尾まいこ
 9位:夜に猫が身をひそめるところThink 吉田音(クラフト・エヴィング商會)
10位:生きてるだけで、愛 本谷有希子

 頭がクラクラしてきた。本当にこれでいいのか、何度自分に問いかけたことか。そして『という、はなし』の次に平野啓一郎の『決壊』を入れるなんて、我ながらものすごい眺めだこと。平野啓一郎が浮いてしょうがないですね。
 ランキングを作るにあたり、2つのことに気をつけました。1つは、なるべく評価が定まっていない本であること。そして2つ目に、幅広い読者が読んでおもしろいと思える本であであること。この2点です。
 評価が定まっている作品に対して、改めてあれこれ言う必要性はないように思うし、それを敢えて外さないことには僕がブログで本を紹介する意義もないように思うからです。
 1位の村上春樹の評価は定まっているけれども、それでも推したい。考えながら読書することが苦手な読者であっても、その世界観だけできっと面白いと思ってもらえる作品です。
 4位の平野啓一郎は、「楽しい」とは言えません。けれども、世間からの評価とその実力に乖離がある。文芸に明るい人にしか読まれていないという気が してならないのです。とても難解だけれども、これを読んで考えられずにいる人は、ちょっといないんじゃないかな。現代版『罪と罰』です。
 その他はとことん敷居を低く設定しているので、空いた時間に楽しめます。短篇や短めの話が多いので、暇をみつけて是非読んで欲しい本ばかり。今年もたくさんいい本に出会えたことを、本の神様に感謝いたします。ありがとうございました。
 さて、皆さんは今年どんな面白い本に出会いましたか?是非これを、というのがあればどんどん紹介してください。
 
 では、今年はこれで失礼します。
 皆様、よいお年を。

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移民の心情。
 必要に迫られて、あまり気乗りはしなかったけどプリンターを買いました。
 以前のプリンターはUSBの接続部に錆がでてきてしまって、うんともすんとも言わなくなりました。心からお疲れ様です。
 もう10年以上も働いたのだから大往生なのでしょう。晩年の彼は、電源を入れると関節が軋むのか、「び、び、び、びぃーが、が、が、が、すん」と言っていちいち大げさでした。
 今うちで働いているRICHOのプリンターは、なんと言っても若いのです。電源を入れると「ピ、カカカ、カ」で準備完了。印刷を頼むと、「サッ」。これには感動しました。すごいなぁ。
 10年が長いのか短いのかは人それぞれかもしれませんが、機械って歳をとるのがずいぶん早いんだなぁ、なんてよく思います。
 僕が高校生だったころ、MDコンポを自分用に持っていることが格好良かった。それはちょっとしたステイタスみたいなものでした。それも、大きいほど良いのです。それから10年経ち、今ではMDウォークマンさえ見かけなくなりました。ちょっと信じ難い速さですよね。
 10年後の最新式のプリンターは、もしかしたら電源を入れると「ピッ」で、印刷を頼むと「…」かもしれません。それにももちろん感動するんだろうな、なんて思っています。
 たまに聞く昔のMDが楽しいように、使い勝手が悪くなった機械ともたまに触れ合えればいいなと思う僕は、もうきっと「古い」のでしょうね。
 
 以下の引用は、サン=テグジュペリの『人間の土地』から。70年前から、彼はそういうことをすでに言っている。だからきっと名作なんです。

 
今日機械が人間をそこなうようにぼくらに思えるのは、もしかすると、かくまで急速な変化のあとを批判するに必要な時間の距離がまだ足りないためかもしれない。
 (中略)今日の世界を把握するに、ぼくらは昨日の世界のために作られた言葉を用いているわけだ。過去の生活が、よりよく人間の性情に適するように思われるというのも、理由は、ただ過去の生活が、よりよくぼくらの用語に当てはまるからにほかならない。
 進歩の一つ一つが、わずかにぼくらが体得しかけた習慣の外へすこしずつぼくらを追い出したのだ。だから、いわばぼくらは、故国からは離れはしたが、まだ新しい国家を形成するには至らない移民たちと同じようなものなのだ。

 Immigrant Song/Led Zeppelin


聞いたことがない人はいないはず。移民の歌。
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そう、 にはね。
 あのえも言われぬ「イラッ」には抗う術がない。
 「そう、全てを叶えるアプリケーションがあるんです。iphoneにはね」
 
 イラッ。
 
 なんだろう、この素晴らしく出来たプレゼンテーションを見せられた感じは。
 どこにイラッとくるのかと考える。
 「そう、」と「にはね」だろう。
 いらん倒置法まで使いやがって…。
 たとえば
 「iphoneには全てを叶えるアプリケーションがあります」
 これならスッキリして潔い。
 しかしですよ。
 「そう、全てを叶えるアプリケーションがあるんです。iphoneにはね」
 こうなると、細身のスーツに身を包んだ指毛とは無縁のさわやか会社員(実力派。丸の内に居を構える会社勤務。20代にして年収一千万。もちろんネクタイはシルク)を想像しない人がいるだろうか。
 
 いや、いない。
 
 もしiphoneのナレーションが、小林製薬「消臭元」の森公美子の勢いをそのままに起用したとしたらどうか。ちょっと想像してみてほしい。
 「アイフォーンには全てを叶えるアプリケーションがあります」
 どうだろうか。
 元気一杯で、敷居の低さを提供できそうな気がする。これは、タフデントのCMで活躍を見せるみのもんたでも代用が効く。どちらも「下世話」なイメージで共通だが、そこを敢えて狙ってこそ、懐の深さを天下に知らしめることになるんじゃないでしょうかねぇアップルさん。
 いえ、独り言です。妬みです。
 
消臭元/森公美子
 

 
いいでしょう、これ。とiphoneを片手に。
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天気がいいから散歩をしよう。(のぼうの城編)
 12月5日、雨。いい天気だから散歩をしよう。
 とはいえ遠くへ行くのも億劫なので、いちばん近いお城へ。


忍城(おしじょう)です。

 うーん…近い。歩いて15分の旅程。中は博物館になっているのだけれども、見るほどのものは無いので見ない。正しい現地人の心得は散歩中でも活きる。忍城といえば、のぼうの城。

 さすがにここまでベストセラーになるとは思いもよりませんでした。ありがとう、ありがとう、和田さん。本屋大賞の第2位だそうで、今でも本屋に行くと平積みされていたりする。いや、もしかして市内の本屋ばかり通っているせいか?わからん。
 ―簡単なあらすじ―
 舞台は秀吉の北条氏討伐で唯一落ちなかった忍城(おしじょう)の攻略戦です。
 忍城の当主は成田氏長(うじなが)で、本書の主人公の成田長親(ながちか)は、その従兄弟。
 天下統一を目論む豊臣秀吉は、関東で一番の勢力を誇っていた北条氏を攻め立てようとします。北条氏は、自身の勢力下にある全ての城に対して「篭城しろ」と通達。その中にはもちろん忍城も含まれていました。けれども、数で圧倒的に攻め立てる豊臣軍に対してほとんどの城が無抵抗で城を明け渡す始末。そこには「北条氏に勝ち目なし」との計算がありました。もちろん忍城の当主の氏長も、「開城せよ」と言い残して城を発つのです。「面白くないな」と思いながらも当主の意向を呑む忍城の武士たち。しかし、城を開けて渡すのか、それとも戦うのかを問う使者の高飛車な態度に憤激する主人公の長親。「あたい、戦う!」と腕まくりして言い放ってしまうのだ(そんな台詞はありません)。かくして秀吉の懐刀である石田三成の軍勢2万VS農民武士を合わせた急場しのぎの兵力2千の戦いが始まるのです。くわぁー胸の熱くなる男の戦い!・・・と、この本を読むまでそんな歴史なんぞ知りもしませんでした。
 
 そしてまた、歩いて15分の味気ない忍城が見たくなったのです。改めて。


丹波守も歩いてたのかな。

おお、浮き城じゃ浮き城じゃ。

ここから丸墓山を望める?

おお、我が中学。

 今考えると、隣に城がある中学校って、異常な体験だったのかもしれない。
 やっぱり忍城は忍城でした。つまらなかったな、うん。(清々しく力強く)
 アクセスは、JR吹上駅から前谷経由のバスに乗り忍城前下車か、あるいは秩父鉄道行田市駅から徒歩で市役所方面へ13分ほど。なんというアクセスの悪さでしょう!
 どうぞ、行田市へお越しくださいませ。(ゼリーフライと忍城しかないし、アクセス悪いけど)

サイケな彼女/モーモールルギャバン

ありがとう。ドラムの動きがキース・ムーン!
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