スポンサーサイト
2017.02.19 Sunday
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | - | - |
CALENDER
ひとこと
今年の目標は イチャつく RECOMMEND
NEW ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
VISITOR
ARCHIVES
PROFILE
|
スポンサーサイト
2017.02.19 Sunday
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | - | - |
好きになっちゃったんだもの。
2013.05.11 Saturday
僕の友達に田沼くんという人がいて、これが面白いやつなんだ。 喋りがうまくて場を盛り上げられるし、なにより自分の考えを持っているのがいい。言葉にすれば簡単だし、一般論かもしれない「自分の考え」って、でも、持っている人ってほんとに少ないように感じる。そんな田沼くんから、非常に田沼くんらしいメールがきた。
04/16 22:40 TITLE:おひさ。 まぁ、長文ですが、お付き合い下さいませ…。22時過ぎに、この長文メールをひとり携帯に向かって打っている田沼くんもいじらしくてなんかいいと思います。でも、それを村上春樹好きだと言っている自分に送ってくるあたりなかなかできないことだ。人徳かな?ありがたや。返事は翌日、通勤電車で座れないという憂き目にあっていた朝に返した。 04/17 07:47 TITLE:Re:おひさ。 休日にスタバでiPhoneいじりながら村上春樹云々はさておき、気持ちはよくわかるよ。というわけで、変わりに載せてみた。 それから5月8日、また田沼くんから村上春樹関連のメールがきたわけなんだけど、それはAmazonのレビューにひどい奴がいる、というものだった。友達になりたいくらい、とのこと。それは気になるなぁ、と読んでみた。(さすがに他の人のレビューのリンクは貼るつもりはないので、気になるかたは検索してください。タイトルは『孤独なサラリーマンのイカ臭い妄想小説』) レビューのタイトルでおわかりのとおり、辛辣な評だった。その評の軸足は、リアルじゃないといった感じのもの(おしゃれすぎる、それでモテるって詐欺だろetc…)で、友人に喋るような口調で書いてある。読んだ方はわかると思うけど、それは芸のレベルに達している。 筋をずらずらと書いてしまう書評って困ったものですね。とくに結末まで書いてしまうというのは問題がありあます。(中略)一般論で言って、書評というのは人々の食欲をそそるものであるべきだと、僕は思うんです。たとえそれが否定的なものであったとしても、「ここまでひどく言われるのならどんなものだかちょっと読んでみよう」くらい思わせるものであってほしい。それが書評家の芸ではないでしょうか。皮肉(?)なことに、レヴューに対しての感想にも「逆に読みたくなってきた」というコメントがある。そして、批判するためであっても、『多崎つくる〜』からの引用をふんだんに使って説得力を増しているから、それなりの時間をかけてこの作品を読んでいるのがわかる。 村上春樹からの引用ばかりで恐縮だけれど、『たっぷりと何かに時間をかけることは、ある意味ではいちばん洗練されたかたちでの復讐なんだ』という台詞がねじまき鳥クロニクルにあることを思い出した。僕はたっぷりと時間をかけ、100冊以上の本を読んで文句を言う資格が欲しかったし、このレビュアーもまた、時間をかけてその復讐をしている。それは洗練されている。少なくとも誰かの意見の切り貼りではなく、そのひとの頭で考えられた言葉だから。 その人の書評を読んで、そうだよなーそうだよなー、とうなずきながらも「だから嫌い」にはならない自分がいる。 とにかく好きになっちゃったんだもの。それは理屈を超えているから。恋と同じで。 そのくわしいところは前回の記事に書きました。 イッサイガッサイ/KREVA 好きになっちゃったんだもの。 「好き」への道のり
2013.05.11 Saturday
まずは「気になる」ことから始まる。 気になって、「いいなぁ」とつぶやくうちに心が暖かくなり、暖かさで熱を帯びた心は「熱心」と誰かに呼ばれる。熱が冷めなければ次第に火が宿され、気づくと火に包まれて「熱中」の人となる。これがしばらく続くと、やがて火中の熱さにも気付かなくなり、いつのまにか火ではなく夢の中に入り込んで、もう「夢中」である。 問題はこのあと。 夢は、自分の見ているものだからまだいいとしても、「夢中」が高じてくると、ついには「虜」となり、囚われの身となって、しだいに「自分」が失われてゆく。 世の慣例では、「自分を見失う」のはよくないことのひとつに数えられているが、そう言いながらも、人は常に「我を忘れること」に出会いたいとどこかで願っている。何かに夢中になりたいと探し歩き、それでもなかなか出会えないので、仕方なく夜になると大酒を飲んで我を忘れたりする。 どうして人は、そんなにも「我を忘れたい」のか? 夜毎、大酒を飲みながら考えてみたところ、どうやらこの問いは「人はなぜ恋をするのか」と同義であると酔いの中で思いついた。それなら答えは簡単である。 「そんなことは知らない」 しいて言うなら「本能」ということになるかもしれないが、「本能だから」という簡潔な答えは、略さず正確に言うと、 「まぁ、よく分からないけれど、とにかく仕方ないよ、本能なんだから」 となる。 とにかく理屈ではない。とにかく好きなものは好き。とにかく気になって、とにかく熱中して、とにかく夢中になって、とにかく虜になってしまった−というのが恋である。 「とにかく」である。 そして、人は「とにかく」を何より信じている。理屈を超えて信じることが、つまり「我を忘れる」であり、「我」とはすなわち「理屈」のことに他ならない。とかく理屈ばかりを掲げてそれに縛られていると、縛りをほどいて「我」の核心にある「本能」に立ち返りたくなる−そう思いませんか? 「それだけかね、君の理屈は」 医師はそう言うと、私のカルテをしたためて、最後に「病名」を簡潔に書き記した。 <活字中毒> 『という、はなし』(とにかく)/吉田篤弘(文) フジモトマサル(絵) 金沢旅行
2013.05.05 Sunday
5月1日から3日までの2泊3日で金沢に旅行してきた。
ゴールデンウィークが10日間もあると、この期間に行かなきゃいつ行くんだって気持ちになっちゃうしね。 事前にあれこれ調べておく時間もなく、向こうで新谷さん(自分と彼女の唯一共通の友人)と会うアポだけとりつけとにかく新幹線に乗り込んだ、という感じで旅行は始まった。 5月1日:金沢到着がだいたい19:30くらいだった。その日は小雨がぱらついていて、観光はせずに駅前のショッピングビルに入った。本屋に入って、洋服を見て、コーヒーを飲んで、それからホテルに移動した。 夕ご飯を食べに行くために外に出て歩いていると、向かいから歩いてきたお兄さん。「買っていきませんか、ワッフル」と、唐突に路上販売が始まって、その唐突さがなんだか好感持てて、いや、たぶん「これぞ旅行」的なものを内心求めていた自分はそれに応じてワッフルを買った。お兄さんは驚いていた。まさか買う人がいるなんて・・・。ワッフル1個250円也。 夕食は、海鮮を食べさせる居酒屋のようなところで食べた。自分の声は人の声と比べて通らないので、あんまりがやがやしていると会話が困難になるから、落ち着いたお店がよかったんだけど、金沢に来たのなら是非とも海鮮を食べたかったしOK。さすがに出てくる魚は新鮮でおいしかったな。最後に食べたイカのホイル焼きが、思いのほか口にずっと残ってしまったのには辟易したけど・・・(歯磨きしても抜けないイカの匂い・・・) 5月2日:朝風呂を入りに泊まっているホテル提携の大浴場へ。露天風呂が売りのところで敢えて室内の浴槽に入る。開放感は、頭の上よりも人との距離で感じていたいのでした。 さあ兼六園へ行くかー、と乗り込んだバスは反対方向へ・・・。 いや、俺は犀川が見たかったんだよ。ほらーいい景色。少し曇ってるけど。 朝見ていたテレビで、「俗説ですが、トラベルの語源はトラブルからきているという説があるみたいです」と言っていたっけ。タイムリーすぎ。 兼六園到着。すっかり日もでてきて、平日というのもあるけど空いている。 苔の匂いがたまらん。濃い緑だけが出せる酸素がある。そんな気がする。 21世紀美術館へ移動。るるぶにこんな絵があったので真似てみる。 金沢人にバカにされないかと内心びくびく。 お昼に食べた海鮮丼。う、うまい。 昼食後、新谷さんと合流して茶屋街に連れていってもらった。 OH、ジャパニーズ町家〜。ハラキリ〜。 腹は切らないかわりにアイス最中を食べた。 夜になり、もう一度21世紀美術館へ行って、せせらぎ通りにある落ち着いたお店で夕ご飯を食べた。スタバでコーヒーを求めて、寒い中新谷さんをバス停まで送った。アラサー男の皮脂を含んだカイロを渡して別れた。この日は夜からほんとに冷えたなあ。 5月3日:なんの予定もないし、何時ごろ帰ろうかも決まっていない。自由な日が始った。それにしても大荷物を持ったままうろつけないから、とりあえず駅のロッカーに荷物を預けなくちゃね。 金沢駅は高校生の吹奏楽の演奏をしていた。ロッカーはあったんだけど細かいお金がなくて、ずいぶんうろうろしてしまった。 昨日歩いたせせらぎ通りにあるお店が気になると言うえみさん。いいねえ、そうやって思いつきで予定を埋めていきたいのよ、今日は。 ラリーというお店で小さい髪飾り(自分がおじいちゃんみたいだ)を買ったみたい。 せせらぎ通りから1本脇道に入ると、武家屋敷の通りにでた。 ワークショップで加賀棒茶の試飲、和菓子屋の前で試食。 無料のティータイムが実現。ミラクル。 新谷さんの言うところの、石川県民のソウルフード、8番ラーメンを食べに行った。 迷子になりながら、言われていた店舗とは違う店舗になったけど、なんとかありつけた。 いっぱい歩いたからラーメンがおいしいぜー。 お腹がいっぱいになったら目の前に広がる芝生に寝転がりたいと思うのが人間である。 と言ったのは俺だっけ?実践するしかないでしょうな。 ということで、約30分くらい芝生に横になってから、金沢を発つ。 最後に横になれたってだけで「いい旅行であった」といえる。 向こうに見えるホテルに泊まったんだなー。狭かったー。安かったー。 帰りの特急車内。旅費の清算。約5万円の旅になったみたい。 たまには旅もいいもんだ。
1/1PAGES
|