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昨日の話。
 きのう図書館へ入ろうとしたら中学からの友達、大石さんから電話がかかってきた。
 「もしかして、たっちゃん今図書館にいる!?」
 「え!?…いる」
 「やっぱり!さっき前通った人見て似てるなぁーって思って。いま行くね、ちょっと待っててよ」
 
 つい最近、これも中学からの友達であるまっちゃんからメールを貰い、大石さんが結婚したことを知った僕は、久しぶりに会うことができた大石さんにおめでとうと言う機会を得た。
 「ありゃ〜!意外と嫁してんのねぇ大石さん!」
 「なにその意外と嫁って(笑)今ね、3ヶ月なんだ」
 「えー!早いなあ!つい最近結婚したことを知ったばっかりだっていうのに妊娠まで!?」
 
 もうそんな歳なんだなぁ。顔こそ変わらないけれど、どこか落ち着いた雰囲気を漂わせていて、懐かしい友達の成長をこうやって偶然見ることができることってそうそうあるものじゃない。大石さんとは一緒に鎌倉へ行ったり、お台場へ行ったり、仙台へも行ったこともあった。高校1、2年の夏は、とくにあちこち遊びまわっていたように思う。大石さんのような異性であることを意識させない、友達づきあいのできる女の子は貴重なのだ。なにより壁を感じさせない朗らかなところがいい。

 大石さんと別れ、僕は大石さんと会ったことをこれも中学の友達である寺田さんに報告した。そうしたら「今度まっちゃんとあず(大石さん)とたっちゃんで一緒に飲もうよ」というメールを貰って、寺田さんの休日を聞いたら火曜ということもあって、「じゃ、今日会おう」という運びになった。「今日」はつまり、大石さんに会ったその日のこと。残念なことにまっちゃんは出張でいなかったけれども、寺田さんと大石さんと僕とで、小さな同窓会が開かれた。皆フットワークは軽かった。
 寺田さんとは約10年ぶりの再会だった。不思議なものであの頃とまったく同じようにしゃべれるし、ふざけあえるし、今だからギャグにして話せる過去の話も飛び出したりして、ああ、こうやって歳とっていくのってすごくいいなあと思った。
 
 最近、裾野さんというブログ小説を書いている方に角田光代の「対岸の彼女」を薦めたこともあり、ふと自分も読み返してみようと思って本棚から抜いて帯を見ると、こんな言葉が書かれていた。

 
おとなになったら、友達をつくるのはとたんにむずかしくなる。働いている女が、子どもを育てている女となかよくなったり、家事に追われている女が、未だ恋愛をしている女の悩みを聞いたりするのはむずかしい。高校生のころはかんたんだった。いっしょに学校を出て、甘いものを食べて、いつかわからない将来の話をしているだけで満たされた。けれど私は思うのだ。あのころのような、全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに、と。
 僕はもちろん女ではないけれども、友だちをつくることがとたんに難しくなったな、と最近よく思うようになった。立場の違いだろうか。悩みを聞いてあげても、本当に助けることができなくなったからだろうか。疎遠になってしまった友達も多い。

 「パパですよー」
 大石さんのお腹に声をかけていると
 「ちょっとたっちゃんキモいからやめてよー」
 「キモいよ!」
 
 どこにも棘のない、友達だから言える気安い「キモい」ほどいいものはないな。
 
 「パパですよー、早くでておいでー」
 
 うん、友達っていいな。また会いたい。

左が大石さん、右が寺田さん

You've Got Friend/Carole King(以下、歌詞)


When you're down and troubled
and you need a helping hand
and nothing, whoa nothing is going right.
Close your eyes and think of me
and soon I will be there
to brighten up even your darkest nights.
君がしょげて悩んでいるとき
そして手助けが必要なとき
そしてすべてがうまく行かないとき
目を閉じてボクのことを考えるんだ
そうしたらすぐに君のところへ行くよ
真っ暗な夜でも明るくするために


You just call out my name,
and you know whereever I am
I'll come running, oh yeah baby
to see you again.
Winter, spring, summer, or fall,
all you have to do is call
and I'll be there, yeah, yeah, yeah.
You've got a friend.
ただボクの名前を呼べばいい
そうすればどこにボクがいようと,君はわかるはず
ボクは走って君の元に行こう
また君に会うために
冬,春,夏,秋
ただ君はボクの名前を呼べばいい
そうすればきっときっと君のところにボクは行く
そう君には友達がいるんだ


If the sky above you
should turn dark and full of clouds
and that old north wind should begin to blow
Keep your head together and call my name out loud
and soon I will be knocking upon your door
仮に頭の上の空が
暗くなって雲だらけになっても
そしてあの北風が吹き始めても
神経を集中してボクの名前を大声で呼ぶんだ
そうしたら君の部屋のドアをノックしに行くよ

You just call out my name and you know where ever I am
I'll come running to see you again.
Winter, spring, summer or fall
all you got to do is call
and I'll be there, yeah, yeah, yeah.
ただボクの名前を呼べばいい
そうすればどこにボクがいようと,君はわかるはず
ボクは走って君の元に行こう
また君に会うために
冬,春,夏,秋
ただ君はボクの名前を呼べばいい
そうすればきっときっと君のところにボクは行く


Hey, ain't it good to know that you've got a friend?
People can be so cold.
They'll hurt you and desert you.
Well they'll take your soul if you let them.
Oh yeah, but don't you let them.
友達がいるのがわかるっていいことじゃないか
人は冷たくあたるかもしれない
君を傷つけて見捨てるかもしれない
もし君が許せば人は君の魂を奪ってしまうかもしれない
そう,でも君はそんなことさせないだろう


You just call out my name and you know wherever I am
I'll come running to see you again.
Oh babe, don't you know that,
Winter spring summer or fall,
Hey now, all you've got to do is call.
Lord, I'll be there, yes I will.
You've got a friend.
You've got a friend.
ただボクの名前を呼べばいい
そうすればどこにボクがいようと,君はわかるはず
ボクは走って君の元に行こう
また君に会うために
冬,春,夏,秋
ただ君はボクの名前を呼べばいい
そうすればきっときっと君のところにボクは行く
そう君には友達がいるんだ


Ain't it good to know you've got a friend.
Ain't it good to know you've got a friend.
You've got a friend.
友達がいるのがわかるっていいことじゃないか
友達がいるのがわかるっていいことじゃないか
君には友達がいる


| 日記 | comments(12) | trackbacks(0) |
ネットで見つけた和み画像。
 これを見てからというもの、思い出し笑いの回数が増えた。
 なんですか、このいい表情。いい表情すぎるでしょアザラシさん。
 
| ときめき | comments(0) | trackbacks(0) |
初めまして、2010。
 2010年になりました。
 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。

 大晦日。大掃除も終えて、年越しソバも食べて、なかなか正月らしい正月を迎えることができた。湯たんぽを抱いて、寝るに限る。冬はふとんがただ恋しい。
 昨日は、白根くんと田沼くんと一緒に初詣に行ってきた。
 去年も行った鶴岡八幡宮。道程110kmの旅。運転手はたじまのみ。その初詣に行くまでにダラダラしすぎて出発が20時ちょっとを過ぎてしまったのだ。
 以下バーミヤンでの会話。

 たじま「今年も行っちゃう?」
 たぬま「…」
 しらね「…」
 たじま「やれやれ。行く気満々だな」

 道中。後ろの座席に座った田沼くんも白根くんも、シモネタの話題でもちきりだ。いや、白根くんの沽券にかかわるから、白根くんは抜かそう。田沼くんは、シモネタの話題に事欠かない。
 
 たぬま「かっぱ寿司をカ○パー寿司って先輩が言っててさァ…」
 ―冷えこむ車内の空気―
 たぬま「たじまんじゅう。いやいや、ごめん、言ってみただけ。ん?たじまんじゅうってさ、たじマ○汁っぽくね?」
 ―暖房ON―
 優しい白根くんは、そんな田沼くんの会話に乾いた笑いを添えていてサービス精神旺盛だ。僕はそういうことがうまくできない。これは見習わなくてはいけないな、と思った。
 


 左が白根くん。右が田沼くん。
 相変わらず白根くんの帽子は謎だ。帰郷中の電車内で、しきりに子どもに指をさされながらも脱帽せず、実家まで被りとおすその心意気や良し。
 田沼くん、この後おみくじで『凶』をひきました。そういうところがズルイ感じ。神は田沼くんへのネタ提供に余念がない。凶はね、上が開いていて、『メ』が上にしか伸びないから、これはこれでいいんだよ、とか言っている。そうねそうね。そうだよね。本当は、凶をひいて喜んでいるクセしてさ。

 
 ななな、なんと!ワタクシ、25年の人生で初、初の大吉をひいてしまいました。ああ、こりゃ、いかん。なんか、いかん。身に余りすぎる。(あ、これ、たじまです。初めましての方は、初めまして。)
 ―運勢―
 『高い志操は鶴の様に世の人から美しいものに仰がれる。こだわることなく一路目標に進みなさい。世を見透すことを忘れてはならない。低俗になれば身を傷う。』
 だそうです。

 帰りはやっぱり由比ガ浜に寄った。田沼くんは、去年からひき続き、海への前戯を遂行。ケツを丸出しにしてずんずん海へ寄っていった。来年はどこまでいくのだろうか。
 僕らも、どこまでこういうことが続けられるだろうか。
 なんだか田沼くんのケツを見て、おかしな話だけれども僕は一人しんみりしていた。
 今年も、いい年でありますように。
 また3人で。

花屋の娘/フジファブリック



去年、いちばん好きになったグループでした。
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