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読書メーター10月まとめ
 ずいぶん昔に、だいすきな女の子がいました。その子がどうやら僕に気があるらしいということを今更になって友だちづてに耳にし、「まさか」と半信半疑もいいところです。気にもとめていなかったら、その子から僕の携帯にたびたび連絡が入るようになり、一緒に遊ぼうという運びになりました。ま、まさか。
 待ち合わせ場所のコーヒーショップに先についてしまったのだけれども、本を読んでいても落ち着きません。しきりにコーヒーを啜って待っていましたら、「ごめんね、たじまくん、待った?」と息を切らした彼女が隣に座って声をかけてきたではありませんか!
 まずい、彼女の顔を直視できない。なぜか顔がにニヤてしまう。おさえろ、おさえるんだ!と自分の頬あたりに叱咤激励を飛ばしていたら、ニヤケ顔のまま目が覚めました。夢だったのね。夢だったのか。
  ニヤケ顔のまま起床ということがよくあります。面白い夢を見たら「やべえ、直木賞あざっす」だなんてニヤニヤしながら元気よく目を覚ましますが、唯一とったことのある夢の断片を記したメモには「屋上から半紙が降ってくる。半紙には血がべっとり」とだけあって、何がどうして直木賞なんだかさっぱりわかりません。どうしろってんだ、自分。
 ということで読書メーター10月まとめです。
 
10月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3367ページ

夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女
ちょっと気になってラ・タ・タ・タムをAmazonで検索したら5000円以上するらしいですねこの絵本。本の内容は…うぅーん、世間の人気ほどいい作品とは思えなかったけどまぁまぁ面白かったです。なんだろう、ちょっとやりすぎなのかな?でも「ほれ!」「はやく買わんと!」には思わず笑いました。森見作品はしばらくいいや!あんまり引き出しが多くないかも?
読了日:10月29日 著者:森見 登美彦
地獄変 (集英社文庫) (集英社文庫)地獄変 (集英社文庫) (集英社文庫)
そういえば読んだことないな、芥川龍之介。ということで読んでみました。俗な田舎の方言、格調高い言葉、女言葉などなど、文体の使い分けがすごい。ロマン・ア・テーズの文学なんて今ではほとんど見ないけれども、2回は読んで少しは持論を持ってみたいもの。一読したところ『秋』『蜜柑』『トロッコ』が良かった。教科書に載っていたような羅生門や蜘蛛の糸はちょっとテーマが見えすぎて…
読了日:10月28日 著者:芥川 龍之介
くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ―パディントンの本)くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ―パディントンの本)
ひたすらくまに萌えるお話。ペルーを決して略さない、『暗黒の地ペルー』というパディントン。ポンポンのついた毛糸の帽子を買ってもらって、人に挨拶するときにはポンポンをひっぱればいいというパディントン。ウッ!ときめいた!
読了日:10月25日 著者:マイケル・ボンド,ペギー・フォートナム,松岡 享子
新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)
先に姉妹版である「すぐそこの遠い場所」を読んでいたので、カラーの写真を思い浮かべながら読めた幸せ!大風呂敷を広げてうっちゃっておいても十分楽しめるというのに、謎解きやステキな画の数々に悶絶しそうになりました。しかもよぉく見るとなんと3色刷りの豪華!そりゃあ文庫でも950円します。でも、もちろんこれで安いと感じる内容なんだ。「おお・・・不吉じゃ不吉じゃ」「・・・見てください、」「いや、ホントの話」等の口癖もポイントです。
読了日:10月23日 著者:クラフト・エヴィング商會
有頂天家族有頂天家族
家族愛です。ただし狸の。舞台が京都ということもあり懐かしい地名の頻出に嬉しく思いました。やはり人間が主人公じゃないものが自分は好きだな。しかし森見さん作品はなんというか、いろんな物を無理矢理ぶち壊しますな。もうちょっと大人しくてもいいんじゃないでしょうか。
読了日:10月20日 著者:森見 登美彦
車輪の下 (新潮文庫)車輪の下 (新潮文庫)
周囲の期待に、その期待以上に応えることができた少年ハンスは村の誰もが将来を嘱望する天才少年だった。人は期待されたらそれに応えたいし、期待に応えられなくなっても名誉の恢復を試みるが、期待に応えられなくなった人間に一切の期待をかけない周囲の信頼をまた得るのは過酷だ。天才からの転落を経験したハンスは、村に帰り誰にも期待されず、腫れ物にでも触るように扱われる。少年老いやすく学成り難し。この言葉の逆をいくハンスには、老いるための十分な時間があてがわれなかったように思う
読了日:10月19日 著者:ヘッセ
新釈 走れメロス 他四篇新釈 走れメロス 他四篇
いちばん森見登美彦カラーがでている(桃色というわけではなくて)走れメロスは、いかにも詭弁論部らしい立ち回りに思わず声を上げて笑ってしまいました。それよりも、桜の森の満開の下の美しさ!桜の描写に始まり、桜の描写に終わるリフレインに思わず「!」。同じことを書いても物語の最初と最後で読み手の受け取り方ががらりと変わり、怖いほどの静謐さが漂う美しい終わり方でした。稀に見る効果的なリフレインだったと思います。坂口安吾、読も!
読了日:10月14日 著者:森見 登美彦
乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス)乱暴と待機 (ダ・ヴィンチブックス)
安心して観客でいられる演劇のよさは、映画化したり小説化したりするときに多少の無理を生むと思う。やっぱりこの作品にもそういうところはあって、登場人物の気持ち悪さは否めない。振り切れている感じがいかにも本谷さんらしいといえばらしい
読了日:10月13日 著者:本谷有希子
ためらいもイエス (文春文庫)ためらいもイエス (文春文庫)
二十八で初めて手にした思春期にとまどいつつも謳歌していく主人公。仕事はできて、お金もあって、地位も確立してきたけれど、恋愛を置いてきぼりにしたために親から見合いを持ちかけられる。趣味に、恋愛に、家族の問題に、遅まきながら思春期、反抗期を迎える奈津美。主人公の周りの人が優しく、時に厳しく彼女を鍛え上げてくれる。いい仲間ばかりだ!青ちゃんがいい。
読了日:10月12日 著者:山崎 マキコ
小さな男 * 静かな声小さな男 * 静かな声
小さな男の歩幅の話、静かな声の息と消息、生きることの話、それぞれとてもよかった。小さな男も静さんも会わないのだけれども、ミヤトウさんを通して通じ、深夜のラジオで通じる。うぅーん、いかにも吉田さん。そこが好き。従業員通路は通りたくないです。なんなんだ、汗をかいたような壁って笑 怖いよ…
読了日:10月10日 著者:吉田 篤弘
空ばかり見ていた空ばかり見ていた
床屋を巡る短編集?長篇?繋がり、というよりも連なりを持った作品が散らばっている。詩的な部分が拡がって沁みる。ホクトさんはいろんな時代のいろんな風景に紛れて、あらゆる人の話に登場したりする。「火の鳥」のよう。『美しさが、しばしば悲しみと共にあるのはなぜか。私はずいぶんそれを考えてきたが、またしても私は答えを出せそうにない。美しさはいつでも永遠であってほしいが、悲しみには終わりが必要になる』 いい!
読了日:10月06日 著者:吉田 篤弘
十字路のあるところ十字路のあるところ
吉田篤弘の文章は何かしら足りない、と思う部分があって、それを補完するかのように坂本さんの写真が寄り添う。写真と渾然一体となってやっと一冊の本になる。文章の迷宮、街の片隅の迷宮に見る小さな物語がちらばって、自分が見ている何気ない景色が華やぐささやかな感動。写真がモノクロなのもとてもいい。
読了日:10月01日 著者:吉田 篤弘,坂本 真典

読書メーター

 10月は12冊らしいです。結構読んだのね。お恥ずかしながら車輪の下も芥川龍之介も読んだことがありませんでした。おほほ。
 自分の好みとは別に、読んでおかなきゃならん本というものはそりゃああります。名作と言われる作品だけを読んでいったって一生じゃたりないかもしれないけれども、読書家の沽券というやつがこんな僕にもあるんです。読書家が集うと言うカフェー(奴らはカフェとは云わない)に道場破りのごとく単身乗り込んで
 「え?車輪の下を読んだことない?!」
 「は?罪と罰も?!」
 「へ?不思議の国のアリスさえ?!」
 冷笑・冷笑・冷笑・呆れきったため息・冷笑・呆れきったため息。
 いかにも奥ゆかしい差別のツボを心得てらっしゃる。
 かーえーれ!等のシュプレヒコールもない。
 帰るしかないだろう。
 
 うぅ、想像したら胃が痛くなってきたよう。 
 今月までで、今年は93冊。
 おぉ、こりゃ100いくゾ。頑張るゾ。
 打倒(想像上の)読書家コミュニティー! 
 僕は読書家コミュニティーの上座に重鎮の如くでんと構え、人一倍大きなため息をついてみたい。
 はぁー。まずい、ニヤニヤしてきた。

 あ、10月の1番は、「クラウド・コレクター」と「くまのパディントン」と「車輪の下」です。
 すみません、最近とみに2〜3冊くらい1番を選出している気がします。

Bach Ze/High Llamas



文学的音楽!
| 読書メーター | comments(2) | trackbacks(0) |
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うわーーーー!パディントンやん!!!それ、わたし小3のときからの愛読本!そのこっくり黄色の表紙、愛着ありすぎて、自分の中だけの秘密がばれちゃったみたいな感じが!(笑)
学校休んだ日の昼間とか、日曜日の誰も起きてない朝とかに一人で読んでた〜。表紙が可愛いから机に飾ったり!こんな小粋な本誰も知らないよね〜とか一人優越感に浸ったり。男の子ぽくみられたいから熊がすきなんて秘密だったし!
朝ごはんをベッドでたべるのが羨ましくて真似したし。グレープフルーツがビャッて飛ぶところの絵がやばい(笑)変なとこにポリシーのあるコイツがいいキャラ!そういえばなんか田っちゃんに似ている。
| まつむし | 2009/11/04 1:48 PM |
まつむし:おおお!まさかくまのパディントンに反応があろうとは思いもしなかった!面白いよね!さすがは3年生の頃から愛読しているというだけあって細かいところつつくねぇ笑。
俺は絵だったらブラウンさん一家が劇場へ行ったときに上の階から下を見下ろしている絵と、ブラウンさんの絵にいたずらをした話で、座席にちょこんと腰掛けてるパディントンの絵が好き!「小さい」というのがどれくいらいかってのがよくわかるからかなぁ。
正義感もあるし、したたかなところもあるし、かわいいだけが物語のクマじゃないってのがいいなぁ。
図書館で児童書コーナーに勇気振り絞って入った甲斐があったものだよ。パラっと立ち読みして「ク、クマが喋った!これは借りねば!」とときめきながら借りましたよ。
あんまり関係ないけど(?)、パディントンが手品で腕時計ぶっ壊して「なにしてくれるんだこのクマ公!」とかいう台詞に笑ったわぁ。
パディントンに似てる?光栄です。好きなものはマーマレードです。老クマセンターにはおばさんがいます。
| たじま | 2009/11/05 6:04 PM |









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