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読書メーター8月まとめ
  いつの間にか1ヶ月も更新をしていなかったらしい。気にかけてくださった方達には申し訳ないことを致しました。(左脳さん、コメントの返信遅れに遅れてすみませんでした…)
 夏は暑いから嫌いです。暑いのが苦手です。でも、ちょっとした緑のある小路などを散歩していると、葉の匂いの豊潤さと濃厚さが際立っていて、そこに風など吹いてくれるととてもいい気持になります。昨日は芝生のあるところにまで散歩をしていたのですが、他の緑の匂いの中にあっても芝生の匂いはふしぎにそれとわかります。柑橘類に似たツンとするようなところがある。
 まぁそれはさておき読書メーターまとめ、8月分です。



8月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2659ページ

という、はなしという、はなし
こんなに素晴らしい本を知らないでいたなんて、と一瞬悔やまれたけれども、この本にめぐり会えたことが今は非常に嬉しい。フジモトマサル氏の絵に挿文として吉田篤弘氏が2ページ半の物語を入れる。作家の想像力ってすごい。また、どれも読書にまつわるかわいい話ばかりでとても充実した時間が過ごせた。「話の行き先」と「灯台にて」と「何ひとつ変わらない空」がとくに良かった。どれもこれもいいんだけど!
読了日:08月28日 著者:吉田 篤弘,フジモト マサル
真昼のプリニウス (中公文庫)真昼のプリニウス (中公文庫)
読了日:08月25日 著者:池澤 夏樹
ルドルフ・カイヨワの憂鬱 (仮)ルドルフ・カイヨワの憂鬱 (仮)
優生主義者の思惑、国家の深謀、NASAの長期計画。体外子宮での人工授精はそれぞれの思惑によって推し進められる。物語の重厚さに大満足。この作者はもっと評価されてもいいはずだと思う。
読了日:08月19日 著者:北國 浩二
リバースリバース
この量でこれだけの伏線の多さと綺麗な回収、希望のあるラストを目指してしまったためか、登場人物の存在感が薄いと感じてしまった。なんで皆が済世園に集まってるんだっていう笑 「ルドルフ・カイヨワの憂鬱」で見せてくれた厚い内容、「夏の魔法」で見せてくれた胸が苦しくなるような感情、こういう作品を時間がかかってもいいから僕は期待して待ってます。頑張ってください、北國さん!
読了日:08月14日 著者:北國 浩二
嵐が丘 (新潮文庫)嵐が丘 (新潮文庫)
狭い世界で繰り広げられる愛憎劇。「憎」があまりに多すぎて途中で読むのをやめてしまおうかとも思ったけど、おだやかな着地点にほっとした。他人を羨むという気持ちは本来だれでも持っているとは思うけれども、この作品の登場人物はどうも不幸を相対化して「あいつは自分より不幸でなければいけない」という思い込みが激しい。互いが互いの足を引っ張り合って皆がどんどん疲弊していく。キャサリン・アーンショーの傍若無人ぶりはイラつかされました。ジョウゼフのセリフにいちいち笑った。
読了日:08月13日 著者:エミリー・ブロンテ,鴻巣 友季子
短歌はじめました。 百万人の短歌入門 (角川文庫ソフィア)短歌はじめました。 百万人の短歌入門 (角川文庫ソフィア)
この本でようやく入門できました。アマチュアの方達の短歌を選評して、どこがダメなのか、どこがいいのかを3人で語るという形式で進みます。ねむねむさんってすごい!さぁ短歌をつくってみよう、という気になりました。
読了日:08月10日 著者:穂村 弘,東 直子,沢田 康彦
たんぽぽのお酒 (ベスト版文学のおくりもの)たんぽぽのお酒 (ベスト版文学のおくりもの)
ダグラス・スポールディングスとトム兄弟の夏の思い出といった短篇なのだけれども、死が付きまとうのに不思議とカラッとした作品。ある日自分も死ぬんだ、と知るダグラス。アーケードにある蝋人形のタロットマシーンを盗み出して、その蝋人形には閉じ込められた魔女が中にいる、助けを求めてる、その魔女を助けて自身にふりかかるあらゆる災難を予知してもらって永遠に生き続けたい!と強く願う章がとてもいい。フリーリー大佐、ヘレン・ルーミス夫人、屑屋のジョウナスといった脇役の老齢者がこんなにも輝いてるのは、正しい時代のありようだと思う
読了日:08月07日 著者:レイ ブラッドベリ
若者はなぜ「決められない」か (ちくま新書)若者はなぜ「決められない」か (ちくま新書)
なぜ決められないか、の要諦はあんまり大きく扱っていないけれども、なるほどと肯うところが多かった。若者自身の可能性の幅が大きいために就職という英断の二の足を踏ませ、嗜好による視野狭窄と、最大公約数しか見ない社会の視野狭窄がステレオタイプな職業観を植えつける。そんな障害が多い中で何をよりどころとして自身の立脚点を定めるか。結局のところ今の自分を真剣に見つめる、というところから出発するしかないのだ。甘い夢に血道をあげているフリーター達は読むべきだ。
読了日:08月04日 著者:長山 靖生
にょにょっ記にょにょっ記
説得力なく、想像力なく、妄想力で書き連ねた日記。太極拳をしながらちんじゃおろーすーの発音をおもいっきり中国人っぽくして「ちん・じゃうお・らお・すうう」 もう、あたりいちめんすっかり中国だ。と、そう言う。これで中国っぽいっていうそのチープさが可愛い。ステレオタイプな妄想のドライブが笑わせてくれる。買って損はないけど買わなきゃ損とは言えない。しかし穂村ファンなら必携の書。ファンじゃなくても入門にどうぞ。
読了日:08月04日 著者:穂村 弘

読書メーター

 8月は以上の9冊でした。他にも枡野浩一さんの「石川くん」と、長嶋有さんの「いろんな気持ちがほんとうの気持ち」も読んだのですが、登録し忘れていました。実際は11冊ですね。ちなみに真昼のプリニウスは再読なので感想は割愛です。(なんで画像がないんだろう…)
 上の感想にも書きましたが、短歌の良さがようやくつかめてきました。それというのも自分で詠む、という新しいことに挑戦したおかげですね。人様に見せられるものじゃないので見せません。見ても面白いものじゃないです。現在進行形で勉強中といったところです。
 今は吉田篤弘さんの著作を片っ端から図書館から借りては読み漁ってます。「という、はなし」が良すぎました。穂村弘さん以来の衝撃か。ということで8月の1番はなんていったって吉田篤弘の「という、はなし」です。見つけたらもう立ち読みなどせずささっとレジへ持っていってください。普段あまり本を読まない人でもおすすめできます。
 
 個人的な話。
 ぼくの8月の1番大きな出来事は、このブログの他にもう一つブログを書くことになったこと。それは今3人で書いていて、まだここでは紹介できませんが、なかなか面白い。持ち回りでお題を出して、それに3人がそれぞれの方法で応えて書くというもの。もう少しまとまったり、公開できる形にまで成長したら紹介できるかもしれません。
 
 もっと他にいろいろとあったことを書きたいのですが、ここでだらだらと書くのはあまり美しくないのでまた他の記事で書きます。それでは。
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なんか「面白そだなー読んでみよかなー」と思ったょこの活字嫌いな私が。


ほほぅ、別blogで。

それは楽しみだ(*´艸`)ププ
| ユカリン | 2009/09/08 4:22 PM |
ユカリン:ププ。 うーん、なんていうか、大人のための絵本、というよりも少しだけ内容が濃くて、メルヘンすぎず、地に足がつきすぎず、の心地いい本だ。とてもいい本です。読め。買って読め。
| たじま | 2009/09/16 1:09 AM |









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