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読書メーター6月まとめ。
 部屋を整理していたら昔のMDが大量に出てきた。最近ちょっと昔の音楽を聞くことが多い。その時期その時期の自分内ベストのようなMDも何個か出てきて聞いてたりするのだけれども、とてつもなく恥ずかしい選曲の数々でのたうちまわりたい気分。俯瞰の視点で、冷静になればこんなに恥ずかしいのだけれども、その時その瞬間は確かに自分のベストだった。今もまた、パソコン内には自分の選曲で組んだベストの音楽があるのだけれど、これも後から聞いたら恥ずかしく感じるときがくるのだと思う。後になって恥ずかしい、ここはそうじゃないだろ、と思うのは、俯瞰の視座を得ているからだと思う。 けれども俯瞰の視点というのはどこまでいってもさらに高い俯瞰の視点がありうる。つねに一つ前を凌駕するが一つ後に凌駕される可能性を孕んでいる。そう考えると、この俯瞰の視点を支える底辺(昔のMD)は自分のオリジンとして大切にとっておいてもいいのだと思うようになった。のたうちまわりたい気分をおさえてしばし懐古趣味。


6月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2227ページ

疾風ガール (光文社文庫)疾風ガール (光文社文庫)
誉田哲也は脇役がいい。塔子さんのホステスとしての自虐的悩みや、夏見が前にいたバンドのマキの言葉。「周りの人間が、自分と同じくらい輝いて見えちゃうのかもね。有頂天だからね、夏見は…でもね、周りが輝いて見えるのは、それはあんたが照らしてるからであって、その人の背中は、実は真っ暗になってるってこと、あるんだよ。そのどす黒い闇が、あんたからは死角になってて見えないんだよ」。夏見の行動の裏で傷ついていたマキが夏見を救ってくれる。なんておいしいところを持っていく脇役なんだ!ガール・ミーツ・ガールの脇役に期待。笑
読了日:06月25日 著者:誉田 哲也
スプートニクの恋人 (講談社文庫)スプートニクの恋人 (講談社文庫)
記号がイコールであるならば、「こちら側」(現実)の存在は記号的で、「あちら側」(夢の世界)というのは極めて象徴的なのだろうか。あちら側からの言葉はないけれど、こちら側に残された人々の弧絶が色濃く書かれている。村上春樹の文体に出会いたくなったらたまに読み返したい。
読了日:06月21日 著者:村上 春樹
金メダルへの道金メダルへの道
オリンピック直前に曲目を変える、コーチを変える、といった一見遠回りにも思えるこの選択が、彼女らしさのスケートを作っていったんだと思うとテレビで何気なく見ていたスケートという種目の層の厚さとオリンピックという大舞台に立つ緊張感、葛藤がまざまざと伝わってくる。美しい演技も難易度も決して妥協しなかった故の金メダルだったのか。
読了日:06月16日 著者:荒川 静香,NHK取材班
鹿鳴館 (新潮文庫)鹿鳴館 (新潮文庫)
青い花の演劇の題材なのでちょっと予習。初めての戯曲だったのだけれどもこれほどに読みやすいとは思わなかった。短い話なのにそれぞれの思惑がぎっしり詰まっているし名言も多い。読みやすいのに深い。だから名作なのか。影山と飛猿の鬼畜っぷり!久雄の頭の固さ!こんな馬鹿な男たちの手に権力があるというだけで振り回されてる女性もたまったものじゃなかろう。この作品の中での登場人物は大切なものを失っていくのだけれど、一人勝ちを決めた人がたった一人。草乃である!笑
読了日:06月12日 著者:三島 由紀夫
風の中のマリア風の中のマリア
「あわせてひとつの生き物」という台詞の通り、ワーカー、女王蜂2つを含めて一つの単体なのかもしれない。もちろん蜂の物語だけれども、これはメタフォリカルされた人間の女性の生き様とも読み取れる。ワーカーは仕事しか知らず、女王蜂は産むことしか知らない。互いの悩みは尽きることも解決されることもないのだけれど、互いが互いを補いあって生きていく。命は常に新しい命への生け贄なのだ、という田口ランディーの言葉を思い出した。自分の使命とは何なのか、蜂から教わることもあるのだ。筆者の着眼点に◎
読了日:06月12日 著者:百田 尚樹
DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)
タイプの違う3人の天才がしのぎを削って飛び込みのオリンピックを目指す青春小説。3人それぞれの個性が全面に出ていて手に汗を握りながらも一気に読みきった。最後はベタな終わり方だったけれども読後感がこれ以上無い爽やかさ。夏になったらまた読みたい作品。
読了日:06月09日 著者:森 絵都
DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)
読了日:06月01日 著者:森 絵都

読書メーター

 6月は正直あんまり読書をしていなかった。バルガス=リョサの「楽園への道」なんて図書館で借り直しに借り直しを重ねて1ヶ月近く手元においている状態だ。漫画も精力的に読んでいた。手塚治虫のMWと、アドルフに告ぐ。どちらもなかなか重厚でおもしろい。
 こんな6冊の中から一番を決めるのは苦しいのだけれども、6月ベストは鹿鳴館です。
 これもまた、あとから恥ずかしいと思うときがくるのでしょうか。はたして。
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