<< きっかけ。 | main | 働きアリと文化的雪かき。 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - |
読書メーター5月まとめ。
 はいきた、6月。嫌だよ、歳とっちゃうよ。25歳だよ、信じられないって。
 昨日は諸用がございまして高崎線ののぼり電車に揺られて欲望の街TOKYOを目指していたところ人身事故があったらしく15分ほど電車が停まって「復旧までいましばらくお待ちください」と3回ほどアナウンスしていた。なんでも桶川あたりで人身事故があったと言う。おいおい、ほんとかよ、っていつもながら思う。車の渋滞だったら通り過ぎるときに事故を目にすることができるから「おぉ、これが原因だったのか」って納得できるけど、電車の場合は目撃することができない分「なんぞミスでもやらかしたんかいJRさんよぉ」って矛先をあらぬほうへと向けてしまう狭量な人間なんですはい。
 電車が停まってから10分くらい後だったか、救急と警察車両がサイレンを鳴らして僕の乗った電車の目の前を通り過ぎたときには妙に溜飲が下がる思いがした。JRへの不信感は少しうすれて「信じてやらないわけでもないかもしれない」くらいにランクが上がった。電車がいざ動き出して例の人身事故があったという桶川に停車したとき、向かい側のホームで警察官数人が線路を見下ろすかたちで立ち、白衣を着た救急関係者が線路に下りているのを目撃したときには唖然とした。ホームにあるのは担架ではなくオレンジ色したプラスチックの、子供たちが雪山で乗るそりのような代物だった。納得しないわけにいかない状況だった。

 ということで(素晴らしい接続詞)読書メーター5月まとめ。先月はこんな感じでした。

5月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2526ページ

村上春樹全作品 1990〜2000 第3巻 短編集II村上春樹全作品 1990〜2000 第3巻 短編集II
こういう引き出しもあるのだから村上春樹はすごい。「七番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」「蜂蜜パイ」が特に良かった。「七番目の男」の波の忍び足は強烈に怖く、「めくらやなぎと、眠る女」の病院の窓の外から見た風景の美しさは特筆もの。全体的に甘い比喩がおさえられているいるのだが「かえるくん、東京を救う」だけ毛色が違う雰囲気。
読了日:05月26日 著者:村上 春樹
オン・ザ・ロード (世界文学全集 1-1) (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集1)オン・ザ・ロード (世界文学全集 1-1) (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集1)
展開の速さはディーンの運転する車のように振り落とされそう。本書の前半ディーンは仲間内では英雄だった。遊びの天才だった。仕切り屋だった。しかし、大陸横断も2度目となると家庭に入った友人たちを訪ねては泊まり歩いているうちに、ディーンはそんな仲間達から罵詈雑言を浴びせられたりそしられたりと裸の王様となっていく。ニューヨークで悩みを打ち明けたディーンは沈んでいるようだったけれども、最後の最後までやっぱりディーンはディーンだった。最後にディーンは取り残されてしまうけれど、それがディーンの青春であり「道」だ
読了日:05月24日 著者:ジャック・ケルアック
ザ・万歩計ザ・万歩計
木曜五限 地理公民に思わず笑いました。オマーン湾をオマーン・・・湖とたっぷり数秒あけて誤読した彼よりも、先生がよかったなぁ。性悪説を信奉していて、その悪の権化たる子供の扱いが手馴れていて。ただ、万城目さんはエッセイ向きではないかなぁ。話が繋がった、という快感があんまりない。
読了日:05月12日 著者:万城目 学
ディスカスの飼い方ディスカスの飼い方
ディスカス飼育に哲学を持ち、自身の理論で体系づけたいと思う主人公。わからないことを語るときにわからない言葉を使うというのを避け、徹底して理論的であろうとするのだけれど、ブラインシュリンプの孵化が思うようにいかず、スピカールに手をつける。本書の大部分を使って主人公のディスカスへの情熱、哲学、傾斜の道程が語られ、その苦悩を熱帯魚に知識のない読者にまで真に迫った苦悩に感じさせる。文体の透明感をそのままに、未知の世界を知りたいのなら、本書はまさにおすすめ。だけど、比喩の多用と恋愛は、相変わらずクサイ。
読了日:05月12日 著者:大崎 善生
鹿男あをによし鹿男あをによし
破天荒な設定でも無理を感じさせないのが万城目さん。鹿が喋っても顔が鹿化してもOKだ。暦や古墳や考古学等の来歴、逸話の数々が現代にも脈々と続いている、というのはファンタジーよりも胸が躍るし説得力がいくらか増す。本筋とは関係のない剣道の試合に燃えた。鹿に会ったらポッキーをあげよう。
読了日:05月08日 著者:万城目 学
ケンコバ伝説~星になった言葉たち~ケンコバ伝説~星になった言葉たち~
友だちに「はい」と手渡されて読んでみた。神様のごとく扱えばシモネタだってありがたい金言。しかしまぁ、ほんと乳首とアナルを攻められるのが好きなんだな。とんかつの甘さを表現した一言。「親の教育だったら子供がグレるぐらい甘いです」には脱帽した。そんな見方があるのか!
読了日:05月07日 著者:ケンドーコバヤシ
押入れのちよ (新潮文庫)押入れのちよ (新潮文庫)
読後感がそれぞれ違っていてとても楽しめる1冊。文体はくせがなくてスラスラ読め、ところどころにユーモアがあっておもしろい。殺意のレシピのなごやかを装った殺し合い、介護の鬼の毒のある狂言回し等は不謹慎だけれども可笑しくて笑える。冷蔵庫を開けると翌日の朝食が1人分見当たらなくて、今日俺を殺すつもりなんだ、と確信する旦那さん。わかりきっている二人同士の戦いだけに、腹の探りあいが笑えるほど深くなる。
読了日:05月06日 著者:荻原 浩
春を嫌いになった理由(わけ)春を嫌いになった理由(わけ)
綺麗な題名にこの内容はちょっぴり想像が及びませんでした。瑞希と林と島本の狂言回しで、最後に話がつながっていく。瑞希の名倉に対するスタンスは、仲良ければこそなのか、本気の文句なのか取り違いかねない感じがあって、もう少し瑞希と名倉との過去に触れるような挿話があればよかったかなぁと思った。おそらく最後は笑いを意識して爽やかな締めを狙ったのだろうけれども、そこがちょっと伝わりにくくなるのが残念。
読了日:05月02日 著者:誉田 哲也

読書メーター


 久しぶりに歯ごたえのある世界文学全集に挑戦してたもので8冊ですか。先月よりマイナス3です。たまには分からない、理解の及ばない難しい本を読むのもいいもんだなぁと思う。大学時代を思い出す。面白い本より難しい本を好んで読んでいて、たぶんしっかりと大学生だったんだと思う。学生時代の読書なんて難しい本を知ったかぶりで読むことが本懐なんだから。今読んでも難しい件については棚上げにします。まさかオン・ザ・ロード1冊を読了するまで2週間かかるとはね。ふぅやれやれ。
 田沼くんの送り込んだ刺客、ケンコバの本は…まぁあんな感じのが延々続きます。
 先月の一番面白かった本は、ずば抜けて「押入れのちよ」ですね。他の方のレヴューを見てもらえればわかりやすいのですが、どの作品も粒ぞろいといっては失礼にあたるほど良作がつまっていて、1つ1つの短篇それぞれにファンがいるのがわかります。軽いエンターティメントで早めにトリップしたい方にはいいクスリ。しかも合法、しかも安上がり。表題作の「押入れのちよ」だけでも読んでほしいものです。今はバルガス・リョサの「楽園への道」と森絵都の「DIVE!」と三島由紀夫の「鹿鳴館」を読書中。世界文学で学生気分を満喫したい今月25になるたじまでした。ふぅやれやれ。

Wonder2/perfume


たまに無性に聞きたいんです。
| 読書メーター | comments(10) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | - | - |
かしゆかチャンが好きだな←

もぅ25だょ…着々と30に近付いてるょどうしよぅ。

たじまくんの結婚報告待ってるから←これ重要wwイミフwwwおkww


あ?チガウ?(゚∀゚)・∵
| ユカリン | 2009/06/01 7:49 PM |
ユカリン:いやいやぁ。「←」というスラングを使うんだからまだまだ若いって。確か携帯電話の請求書に書かれていた小さいコラムで「←」の意味を知りました。そういうところで若者文化を吸収しているのがもう後手に回ってるおじさんだよね。って言ったら怒られるかな。ここのブログは意外と年上の方がよく来ているので。というかもう25だったのか・・・平均寿命が40歳のシエラレオネに生まれていたらもう人生のハイライトシーンは終えてないとおかしいよ。あああ、でもユカリンもう子供生んでるよ、ちくしょう、バカぁ。
| たじま | 2009/06/01 8:18 PM |
ずいぶん小説を読むねえ。
小説を連続して読むと飽きたり疲れたりしない?
| 左脳 | 2009/06/02 11:28 AM |
左脳さん:もちろんしますよ。疲れたり飽きたりしていると目で追うだけで頭に入ってこないことも多いです。なかば自棄になっているところはあるかも。大学時代ドイツ文学というカリキュラムをとっていたことがあるのですが、その先生の口癖が「本を読まない奴は人間のクズ」だったんです。なんでそんなラジカルなこといえるんだろうって不思議に思う反面、かっこいいって思いました。その先生の発言をカヴァーするくらい説得力に溢れた面白い講義で、こんな大人になりたいって素直に思えたほど。名前も覚えていないドイツ文学を教えてくださったあの先生を目指して無心で読むクセがついたのかもしれません。
| たじま | 2009/06/02 12:39 PM |
無心で読む、か。
ちょっと忘れてたなあ。
僕の場合は小説を読んだ後に別の小説を続けて読むと、
印象がごちゃごちゃになってしまうことが多いんですね。
小説世界にすぐ飲み込まれてしまう。
そうすると、たとえば鼻をかもうとする時だとか、
部屋のカーテンが揺れているのが目に留まったときなんかに、
いつの間にか脳内で意識の向いた対象を実況していたりするようになるんですね。
何をしていても小説的な見方になってしまうというか。
これが疲れるんですよねえ。
書き留めておこうと思ってもすぐに消えちゃうし。
やはりこういうのは臨界点まで量を積み重ねていって、
相転移を起こさせて質に転化していくしかないのかな、結局のところ。
| 左脳 | 2009/06/03 9:58 AM |
左脳さん:それありますよね笑。本から顔を上げたときに日常に小説がもぐりこんで勝手に風景描写をしてたり、人が通り過ぎると今まで何をしていて、これから何をするつもりなのかと想像をめぐらせてたり。それに対して疲れは感じませんが。
それよりも本を読んで以前ほど疲れをあまり感じなくなってしまったせいか、きちんと1冊を自分に落とし込むために考える時間をもったり読み返したりという穿った読書ができてないのが悲しいです。古本屋で見かけた文学全集の帯に「早くしないと大人になっちゃう」という秀逸な文句があったんです。もう尻に火がついてます。
| たじま | 2009/06/03 12:30 PM |
うわー☆沢山読んでますねー!「早くしないと大人になっちゃう」かぁ・・もう、すっかり大人になっちゃってますが、確かにお尻に火がついちゃうナ(笑)最近、めっきりスローダウンしている読書だけど、たじまクンの日記見て焦り出したー☆ナツキさんの文学全集も完全にストップしてたし・・。粘土細工のよーなケーキを作っている場合ではない?w ありがと。散漫だったキモチがシャンとなりました♪

| のりたま☆ | 2009/06/12 2:19 AM |
のりたま☆さん:核拡散防止条約(NPT)に抵触するの疑いのかかった未知の物体Xスペシャルエディションはヤマトのお腹に入りましたか?味覚に後遺症が残ってなきゃいいですけど…。
すみません、苛めすぎました笑。
いやはや世界文学全集は難しいしちっとも前進しません!楽園への道もオン・ザ・ロードに比べたら読みやすいと感じていたのですが、つまみ程度に日本の小説を読んでいたら放置しすぎて分からなくなってきました。でも諦めません。やってやります。見ていろ夏樹!やるぜー!
| たじま | 2009/06/12 7:37 PM |
ゴメン、飲んでたカフェオレ、吹き出したわー笑
疑いではなく、思いきり条約違反だったみたい。未確認飛行物体に乗った地球外知的生命体の皆さんも・・何気にスルー、みたいな笑
一応、ヤマトの無事だけご報告を☆

「名作との格闘は恋愛より大切」 by夏樹

一応、6冊読んだ先輩として(←エラソに笑)
『巨匠とマルガリータ』は読み易いかもでした☆
と言いつつ・・なかなか次に踏み出せないんですー。
| のりたま☆ | 2009/06/13 9:10 PM |
のりたま☆さん:そのうちシュワ扮するターミネーターがスカイネットのICチップとのりたま☆さんのケーキを食べたヤマトを奪回しに上がると思います。無駄な抵抗はせずにヤマトを差し出してください。後悔先に立たずというありきたりな悔恨の念を持ってこれらを見届け、あたしが悪かったと落涙すればいいのです。いや、今日ターミネーター2を見たのでつい。

名作との格闘は恋愛より大切、ですか。
恋愛と同じくらい大切と言ってくれたら後者のほうにも力を入れられるのに・・・憎いぜ夏樹!でもそんなところがステキ・・・。6冊も読んだのですか!?すげぇ・・・大人じゃないっすか。のりたま☆さんは海外文学も抵抗なく読んでるみたいなので少し見習います。ケーキは作りませんが笑。
| たじま | 2009/06/14 2:04 AM |









http://dfne.jugem.jp/trackback/54