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2008年面白かった本。
 すでに2009年になっているというのにこんなランキングをやってしまうのはどうかと思うのは自覚しているのだけれども、こういうことをやって「あぁそういえばこんな本を読んだんだっけ」というような備忘録をつける目的もあるので、まぁちょっと書いておこうと思う。去年はなかなかいい本に出会えていたと思う。大漁であった。

1位:南の島のティオ/池澤夏樹
2位:無思想の発見/養老猛司
3位:ヘルタースケルター/岡崎京子
4位:夏の魔法/北國浩二
5位:オクターヴ/秋山はる
6位:死亡推定時刻/朔立木
7位:BOX!/百田尚樹
8位:わたしを離さないで/カズオ・イシグロ
9位:青い花/志村貴子
10位:にょっ記/穂村弘

 池澤夏樹さんの作品はやっぱりいい。実はこの南の島のティオはずいぶん前から文庫になっていたのに何故か手に取らなかった一冊だったのだけれども、やっぱり良かった。実際には無いものを書くのがこんなに巧い作家もいないと思う。養老さんの無思想の発見は、ずいぶん前に僕がブログで書いていたこととリンクしていて、思わずそうそうそう、と興奮しながら読んだ。多分に「個人的」なので、決して万人に勧めたいという本ではない。帯を読んでみて興味があるのなら、手にとって読んでみて欲しい。北國浩二さんの夏の魔法は、以前レヴューを書いたので、気になる方はそちらを読んでからどうぞどうぞ、手にとってください。(あまり本屋での発見は期待しないでください)
 ざっとランキングを見直すと、趣味が似ているということで知り合った方たちのおすすめはやっぱりいいものだということに気づいた。朔立木さんも、百田尚樹さんもロディさんのレヴューから手に取るようになった作家だし、カズオ・イシグロ、志村貴子さん穂村弘さんはえみさんのお勧めだった。

 ランキングとは関係ないけど本の話を。
 巧いと思う作家と好きな作家はつくづく違うものだと思う。僕にとってそれは桐野夏生。どうも読んでいて辛いし、疲れる。ちっとも甘くなくて、容赦がない。リアリティーを書かせたら本当に巧いと思う。思うんだけど、好きじゃない。小説の主人公の人生を自分の人生のように背負い込まされて知らぬ間に「ううううう」と呻きたくなる。彼女の作品は「OUT」「魂萌え」「リアルワールド」「メタボラ」と読んだのだけれども、嫌な汗が噴出すことこの上ない。だから巧い。だから苦手。
 僕の読書の基本は、非現実(SFはやりすぎだけど)。遠くを考えてるのが好きなのだ。
 そこで思い出すのがやっぱり池澤夏樹さんで、今年は星に降る雪/修道院も読んだ。これはスティル・ライフ読者への池澤夏樹さんからのちょっとしたプレゼントみたいな小説だと思った。星への志向(上昇志向というより、内向)とか、チェレンコフ光とか、星の言葉のメッセンジャーとしての熊は「静かな大地」の熊の神様を彷彿とさせるものがあった。だけれどもちょっと池澤さんの書くセックスシーンはあんまり好きではない(マシアス・ギリの失脚もそう)。やっぱりちょっと人間くさいの苦手なんだなぁ、と改めて気づいた。
 さて、今年はどんないい本に出会えますやら。
 今は奥田英朗の「オリンピックの身代金」を読んでいます。なかなかいいです。

テレ東/相対性理論

ハイファイ新書の1曲目らしい。楽しみ。
 
| 日記 | comments(6) | trackbacks(0) |
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たじま、結構、本読んでるなあw。

俺はサツパリなりw。
| ケんじ | 2009/01/05 7:33 PM |
ティオはなかなか面白い本ですね
今年も面白い本に出会えますように
| ロディ | 2009/01/05 9:35 PM |
去年はあまり読まなかったなあ。
そういやカズオ・イシグロどうだった?
桐野夏生は去年発行された『東京島』が、
あらすじを見る限りではおもしろそうだと思った。
それはわたしが極限状況もの好きだからそう思うのかもしれないけど。
あ、芥川賞・直木賞候補が発表されたね。
| えみ | 2009/01/05 10:00 PM |
ランキングがつけれるのは すごいね!
思わず メモッタよ
ランキングは 少々無理だけれど
近頃 いいなぁーと思ったのは
「春のオルガン」湯本香樹実
「辺境・近境」村上春樹
「揺れる」西川美和
どうも 統一性がないね。。。。
| anna | 2009/01/06 5:44 PM |
ケんじ:うん、まぁね。時間をもてあましてますので。でもランキングのうち3つは漫画だよ。ケんじも暇があったらぜひぜひ♪

ロディ:どうも!面白い本をいつもちょくちょく参考にさせていただいてます。そしてまた、ロディさんを参考に吉田修一の「悪人」を今読んでます。なんだかこの人の書くおじさんって、すごく感情移入しやすいんですよねぇ。
| たじま | 2009/01/07 8:11 PM |
えみ:カズオ・イシグロは物語よりもその設定に惚れたわぁ。近未来というんじゃなくて、もしかしたらの現在って感じが妙に怖かった。語り口調も淡々でいっそう…。こういう怖さを理解してるんだからもうちょっと海外のホラー映画の進歩を期待せざるをえない。そこらへんはやっぱり日本のほうが一枚上手という気がするんだよね。話が脱線してんなぁ笑。

anne:おやどうも、おひさしぶりです。anneさんが書き込んでくれた作品はどれも読んでみたことないので、今度買いに行ってきます♪春のオルガンって何だか題名に食指が動くので、見つけたら試してみますねー。
| たじま | 2009/01/07 8:19 PM |









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