スポンサーサイト
2017.02.19 Sunday
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | - | - |
CALENDER
ひとこと
今年の目標は イチャつく RECOMMEND
NEW ENTRIES
CATEGORIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACKS
VISITOR
ARCHIVES
PROFILE
|
スポンサーサイト
2017.02.19 Sunday
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | - | - |
文体練習
2008.10.08 Wednesday
それが延々一冊の本にまったく違う文体で書かれたらどうなるか?それを試みたのが本書である。 たとえば「古典的」というとこうなる。 昼は、バス。満員のころはさらなり、やうやう乗り込んだデッキぎは・・・ たとえば「無関心」 わたしになにをお聞きになりたいとおっしゃるんですか。ええ、正午頃S系統のバスに乗りましたよ。混雑していたかって?そりゃあもう、その時間ですからねぇ・・・ たとえば「予言」 正午になったら、きみはバスの後部デッキに乗り込むことになるだろう・・・ このように本書は文体を変えつつ続くのだ。 ひとつの事実を書いたものに過ぎないのに、味わいも、雰囲気もガラリと変わる。 ストーリーは同じだが、BGMがまったく違う映画、素材は同じだが、味付けの異なる料理、対象は同じなのに描く人が違う絵画。そういうものを想像すればわかりやすいだろう。どれもこれもが、可能性という名の迷宮への入り口である。無限へのいざないは、不安がつきもの。本書の読後感に期待してはいけない。文章の可能性にのみ期待するのがいいだろう。
1/1PAGES
|